2010年04月30日

10年着続けたスーツ



昭和天皇のなされていた節約が衝撃的=頭の下がる皇室エピソード

ドラム缶2杯の湿気…

仮住居の建替を戦後も拒み続けた昭和天皇

仮住居の建替を戦後も拒み続けた昭和天皇


戦時中、爆撃で御住居が燃え落ち、

昭和天皇は昭和19('44)年から、

皇居内「御文庫」という処に仮住まいなされた。


ここの湿気が強烈だというのだが、

驚くべきことに

昭和天皇・皇太后は、戦争が終結して昭和36(1961)年まで

この仮住まいから引っ越さなかったという。

その真意をしる。


『昭和天皇論』より






ゴーマニズム宣言SPECIAL 昭和天皇論
posted with amazlet at 10.04.30
小林 よしのり
幻冬舎



この「御文庫」、湿度の高さが尋常ではなかった。

屋根裏に入れる爆弾よけとして

雪の積もった砂をそのまま詰めてしまっており、

この雪が解けて腐ったような水が電気コードをつたって

ポトポト落ちてくる。



一方、地下室からは猛烈な湿気が太い柱をよじ登ってくる。  


背広をつるしておくと

2、3日でジットリ湿ってしまうほどだったと

当時の侍従だった入り江相政氏が、

『天皇さまの還暦』や『皇居』で書いている。



こんな施設に昭和天皇は戦後も住んでおられたのだ。



湿度は高いし、


陽は差さないし、


風は入らないし、


健康にいいはずがない。



そこで侍従が陛下に進言する。



「日当たりのいい風通しのいいお住居を

造らせていただきたいのですが」



昭和26年頃だが、陛下はこう言って拒否される。



「世の中には住む家の無い人もあるのに、

私にはこれだけのものがあるのだから。」



「湿気ると言っても、印象だけでは問題にならない。

数学的な根拠を示さなければ。」


侍従たちは、

・・専門家に見せて計器を設置し、

一年間データを取ったら、

やはり最悪だと結果がでた。



そこで修理することになったが、

屋根裏からは3立方メートルくらいのところから、

ドラム缶二杯半の水が出たという。



昭和28年頃から、

対外的にはやはり新宮殿が必要だという話が持ち上がったが、


・・だが「公事」と違って「私事」だから、

陛下は気が進まない。


政府は何度も新居へ移るよう勧めるが・・



「みなが空襲や引き揚げで住むところも無く苦労しているのに、

自分だけそうするわけにはいかない。」



昭和天皇は・皇后はなんと

皇太子の御成婚の後まで「御文庫」に住まわれ、


昭和36年12月に、

やっと新たに建てられた吹上御所に移られたのである。



そのとき仰られた言葉が泣かせる。


「こんないい家に住めるようになったのもみんな国民のおかげだ。」



泣いた。




■10年着続けたスーツ


昭和天皇は、・・昭和10年頃から背広を新調していなかった。


そのため終戦後は、

十年以上前に作った背広を着て、

22年の夏の東北巡幸では、

かぎざきをつくろっていたのが出てくる始末。



「ぜひご新調になるように。

アメリカ人なんかも見ておりますから。」



「アメリカは勝ったんだし、

金持ちなんだから、

いい物を着たって当たり前だが、

日本は負けて

みんな着るものもなくてこまっているじゃあないか。」



「洋服なんか作る気になれない。」


「あんな古い洋服を着ておられては、

我々の肩身が狭くて困るのです。」



「ふうむ・・」「そんなに言うなら、少し作ろう。」



こうして作った二、三着の背広を非常に大切にされ、

晴れがましい客に会うときに着るようにされたという。



客との会見が済んで

部屋に戻ったら早くも上着を脱いでしまわれる。


これは国民の肩身を狭くしないために作った洋服だから、

そういう時のために綺麗に

とっておかなくてはというお気持ちだったという。



『昭和天皇論』小林よしのり著 






『終章 御文庫から』P.329〜P.333




たかきやにのぼりて見れば 煙立つ 民のかまどはにぎわひにけり


伝・仁徳天皇御製拝誦

昭和天皇御生誕日を謹んで御祝い申し上げます。


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位置情報ブログ『日本の底力』より

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